宮入慶之助記念館

  ミヤイリガイ標本 日本住血吸虫の中間宿主である、ミヤイリガイは、水陸両生の小巻貝で、湿地帯を好み、沼や小川や田の畦の水草などについていて、陸上にもはい上がってくる。水田の中はあまり棲息に適してはいない。“米粒のような大きさ”という表現が使用されることがあるが、成貝の殻は小さく卵形で、厚く堅く、長さは7mm位、径は2.5mm位の円錐形をしている。6月頃産卵し、卵からかえって、秋までに大きくなるのが一般的。冬は草むらの根本やくぼみで越冬する。

ミヤイリガイの棲息する、せぎ。(2000.9)
ミヤイリガイの産卵には、常に湿潤である柔らかい泥土のところが特に必要。従って、水際から10cm以内のところが適当とされ、一日に多くて24個、産卵持続期間は50日位の産卵行動をおこなう。
寿命は、2年乃至それ以上と推定されている。
ミヤイリガイには、多くの原虫や、線虫が寄生している。その上、各種の吸虫のセルカリアが寄生し、日本住血吸虫のセルカリアだけでも、平均2000〜3000匹も寄生している。
−「ミヤイリガイ」(飯島利彦著)より−

ミヤイリガイの棲息する、せぎ。(2000.9)
 ミヤイリガイの活動のための適温は、だいたい15〜25℃といわれ、17〜20℃では、活発に水から這い出てくる。柳や葦の幹に這い上ってくることが多い。コンクリートの側溝などは容易によじ登って乗り越えてしまう。
−「ミヤイリガイ」(飯島利彦著)より−
福岡県のミヤイリガイ最終生息地。(宮ノ陣町荒瀬、、新宝満川)(昭和57年10月)
  −「ジストマとの戦い」(塘 普 著)より−

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